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土木遺産シリーズ5 その2

続きです。前回の見学地の詳細で良いHPがありましたので紹介します。( ^^) つhttp://www.kensetsu-plaza.com/conpane/post/7010

張碓橋を後にして、その後小樽市内へ入りました。

★小樽港【北防波堤と斜路式ケーソン製作ヤード】 http://committees.jsce.or.jp/heritage/node/494 http://committees.jsce.or.jp/heritage/node/146

続いての見学地は小樽開発建設部小樽港湾事務所に隣接している斜路式ケーソン製作ヤードです。

 

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そもそもケーソンとは・・・フランス語で大きな箱という意味で、ここでいうケーソンは鉄筋コンクリートて作った箱物の事で波を防ぐ防波堤や船を止めるための岸壁として使用します。
斜路式とは・・・文字通り斜路を利用してケーソンを進水させる方式。ケーソンを製作する「函台部」とケーソンを進水させる「斜路部」からなり、進水方式には、レールを敷いてその上にケーソンを搭載して自重落下で進水させる方法、多輪台車にケーソンを搭載してレールの上をウィンチで制御しながら進水させる方法などがあるそうです。

で、小樽港斜路式ケーソン製作ヤードは小樽築港第Ⅱ期修築工事(明治41年~大正10)の明治45年に小樽築港事務所の3代目所長である伊藤長右衛門が考案しました。 当時、ケーソン進水方式として動力に頼ること無く、ケーソンの重さを利用し他に例の無い独創的な進水方式でケーソン製作工事の簡素化や経済性に優れており、 現存している斜路は陸上部分が60m、水中部分が64mで斜路の平均勾配は約10%となっております。
斜路式ケーソン製作ヤードは大正元年~平成17年まで小樽港を始めとし小樽管内港湾・漁港などのケーソンを約800函製作しました。小樽港斜路式ケーソン製作ヤードはケーソン技術の適応範囲を拡大し、我が国近代港湾発展の貢献が認められ、平成21年度土木学会推奨土木遺産に認定されました。

で、感想としては、伊藤さんすごい!!この一言に尽きます。。
伊藤長右衛門:小樽港湾の建設を行っていた廣井勇に師事し、小樽湾の第2期工事に携わった方です。伊藤長右衛門の考案した防波堤の制作技法は当時、先進的・独創的であっただけでなく、経済性にも優れ、考案した技術はその後各地の築港工事の模範となったそうです。
http://noplanning.sakura.ne.jp/_manage/wp-content/uploads/archive/hands007_otaru_port.pdf#search=’%E4%BC%8A%E8%97%A4%E9%95%B7%E5%8F%B3%E8%A1%9B%E9%96%80′

また当時のコンクリート製作から何まで当たり前ですが、すべて人力。あらためて関心しました。しかも今よりも耐久性に強いそうです。
なのでいまも当時のケーソンが北防波堤で現役バリバリで小樽港を守っているのです。。その3につづく

ケーソン

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土木遺産シリーズ5 その1

もう12月です。日々の時間についていけずあっというまに週末になってしまう今日この頃の技術部の岩渕です。 平成26年10月18(土)に土木学会北海道支部主催の【土木遺産シリーズ5 港まち小樽のインフラ100年の物語~4つの土木遺産と高速道路トンネル工事現場~】土木遺産と工事現場見学会の旅に行ってまいりました。 朝8時に札幌を出発し小樽の土木遺産などを見て回るツアーです。 車中では学会の方が詳しく見学箇所の説明をしていただいたので大変わかりやすく楽しかったです。(一応私も学会会員だったりします(笑)

★札樽国道(R5号)と張碓(はりうす)橋

http://committees.jsce.or.jp/heritage/node/416 張碓橋 土木学会

札幌と小樽を結ぶ約40kmほどの道路で、現在の国道5号線の一部のことです。その昔は北海道庁(赤レンガ)前を起点として南1条を通り小樽に向かう道路だったそうで、1904年に日露戦争が始まると、海岸線に沿わない連絡道路が必要との理由から、あらたに山側に大きくう回した道路がつくられました。後に国道4号線となり1952年国道5号線改称されたようです。1953年手稲までコンクリート舗装工事が行われており、当時のコンクリート舗装は今のアスファルト舗装の下に眠っているそうです。古だ~

旧国道 旧国道の名残が小樽市張碓で見られます。

で土木遺産の話になりますが、1931年に失業救済費をもって整備されその時に張碓橋が架けられたそうです。 張碓川に架かる「張碓橋」は、北海道最初の“鋼製プラット型バランスドアーチ橋”であり、戦前に造られた。戦前の札樽国道開削の歴史を伝える唯一の遺産であり、昭和初期の橋梁技術を現在に伝える貴重な橋として、平成18年度、土木学会が認定する土木遺産に指定された。今も、市道として、また張碓地区から国道5号線への生活道路として、現役ばりばりであります。・・・・・その2に続く

hariusubasi

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